キロサのこだわり

自社飼料工場

 農事組合法人北岩手飼料組合では肥育後期飼料「ほくい40・8号飼料」を製造しています。この飼料は独自のブレンドを行い、キロサセンター岩手牧場・西岳牧場の直営農場をはじめ各預託農場へ供給しています(一部預託農家を除く)。
 特に原料の吟味・素性の把握・配合にはこだわりを持っており、キロサ牧場が掲げる「安心・安全」「おいしさ」を両立させます。供給飼料は安価で「手頃な価格」に貢献しています。

哺育・肥育一貫生産

 良い牛肉を作るには、優良な肥育素牛(約8ヶ月令で250kg前後)の確保が欠かせません。
 そのために当牧場は哺育・肥育一貫生産を実施しています。現在哺育は預託農家が請負い、肥育は岩手牧場・西岳牧場と各預託農家が担当しています。主な流れは、牧場スタッフが家畜市場などから子牛を厳選して購入することからはじめます。体重や血統を吟味し購入した子牛は、各哺育農家に導入されます。約7ヶ月の哺育育成後、次は各肥育農家に振り分けます。自家生産素牛だからこそ肥育期の発育が良好になります。
 この一貫生産システムによって、大規模でありながらも優良な素牛を安定的に、且つ比較的安価に生産し、適度な霜降り牛肉を作り出します。

なぜ交雑種(F1)なのか

黒毛和種とホルスタイン種の交雑種を選択した理由はいくつかあります。
牧場が掲げる3つの目標に沿って説明すると以下のようになります。

目標 その1: 安心・安全
交雑種は、日本国内の酪農家が生産する純粋な国産牛です。また交雑種は雑種強勢といって、純粋種に比べて病気に強い等、抵抗性を持つことが知られています。
目標 その2: おいしさ
交雑種は、高級でおいしい黒毛和種の血統を受け継いでいます。黒毛和種ほどさし(脂肪交雑)は多くありませんが、輸入牛やホルスタイン種よりもさしが入ります。この適度なさしは、おいしさと私達の健康を両立できます。
目標 その3: 手頃な価格
初産のホルスタイン種は体もそれほど大きくないので、小さな子牛を分娩させるため黒毛和種を人工授精することが多いです。ここで交雑種が誕生するわけですが、酪農家は全国に多数あり、子牛の生産は安定しています。よって素牛の価格も手頃になります。またホルスタイン種の血統も受け継ぐため増体がよく、黒毛和種の影響で味も良いことから、高級な黒毛和牛と安価な輸入牛の間を埋めることができる、手頃な価格の牛肉が生産できます。

良質な粗飼料の確保

良質な粗飼料の確保

 健康な牛を育てるには、良質な粗飼料を確保することが重要です。
 キロサ牧場では粗飼料として安全性が確かな国産稲ワラと、生産履歴のはっきりした輸入乾草を給与しています。この輸入乾草の種類は、チモシーとライグラスストローで、それぞれ有名な産地である米国ワシントン州とオレゴン州で生産されたものです。毎年収穫時期になると、牧場スタッフは直接現地まで赴き検品をします。生産者、流通関係者と互いに顔を合わせながら打合せを行い、乾草の生産・流通経路・消費地まで履歴を明らかにしています。また検品した乾草は、現地の大学へ分析依頼するほか、輸入したものに関しても国内の大学に検査を依頼(国産稲ワラも同様)するなど、研究機関と連携した品質管理の取り組みを行っています。
 つまり、高品質であり素性がはっきりしていることが、粗飼料を選択する重要なポイントであると捉えています。


健康管理(体重測定)

健康管理(体重測定)

 キロサ牧場牧場では毎月一頭毎体重測定を行っています(肥育期では2ヶ月に1回の割合です)。この時、増体量と外貌診断で専門スタッフが処置を施します。定期的にされるのは寄生虫の駆虫・ワクチン接種です。牛によっては尿石症気味であったりビタミンA欠乏が見られることがあります。この場合ビタミン剤の投与、そして飼育スタッフに飼育方法を的確に指示します。
 この体重測定のデータが即座にフィードバックされ、健康で美味しい牛肉生産に繋がっています。


堆肥生産の取り組み

 当牧場グループでは循環型農業を実現するために、堆肥の還元を推進しています。それは家畜排せつ物法にのっとった、適正な処理を心がけています。また敷料におがくずを使うなど、未利用資源を積極的に使っています。堆肥の生産にはこのおがくずと牛の糞尿が原料となります。堆肥工場で6ヶ月間の堆積・発酵後、切り返しを数度行い、ふるいを掛けて高品質の製品が出来上がります。
 一般より長い期間熟成させるので、化学組成も安定しており臭いのない完熟堆肥です。堆肥の成分は毎年分析に出しており、およそ全窒素1.5kg/1t、全リン3.0kg/1t、全カリ1.0kg/1tで安定しています。またC/N比も20以下と、窒素飢餓の心配もありません。現在当牧場の堆肥は、葉菜・果菜・根菜類、水稲、果樹、花き、飼料作物、芝生などでも散布されています。預託農家などでは生産した堆肥を牧草地に還元し、収穫した牧草を牛に給与するといった循環型農業が出来上がっています。
 この堆肥はダンプでの配達のほか、袋売りも行っています。また完熟堆肥のほか、ご自分で切り返しのできる方には生堆肥・半熟堆肥の販売も行っています。詳しくはお問い合わせください。

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